2020.06.14
土壁解体中！
こんにちは。
レオック田原かや町店の筒井です。
先日リフォーム工事の着工をした現場から、解体中の様子をお届けします。
今回のお宅では、壁を抜いたり補強したりと大規模なリフォームをさせていただきます。
工事範囲以外のお部屋と区画をし、入念に養生をしたあと、いざ解体開始。
リフォームの場合は、全解体ではなく
残す壁や柱もたくさんあるので慎重に解体工事をしていきます。
壁を剥がし始めると、こんな感じ。
壁の内部となる土壁が見えてきました。
何やら縦の棒のようなものが見えるのが分かりますでしょうか。
こちらはほとんどの壁が撤去されました。
かなりの量の土埃が出るので、職人さんはマスク着用の上
丁寧に解体をしていきます。
そして土壁解体後に残されたのがこちら
竹！！
伝統的な造りのお家の壁は、土壁で造られるのが主流となっています。
写真に見える竹を組み、縄で縛って固定、
そこに藁を含んだ土を塗っていくことで、土壁になります。
土壁と聞くと、月日が経つとボロボロになる、古い家のイメージがある、という方もいらっしゃるかもしれませんが
メリットもたくさんあります。
土壁は、通気・調温・調湿に優れていたり、
自然素材の藁や土を使用するため、建築材料の化学物質による影響を少なくする利点もあります。
ただ、気密性がやや劣ること、工賃が増すことなど、検討しなければならない点があることも事実です。
解体現場の様子を見ていると、建築当時の職人さんの技術や家づくりに対するノウハウ、職人さんたちの思いが伝わってくるような気がします。
(私筒井、実は解体現場の様子を観察することが大好きです！)
解体中のこの現場は、最終的には壁には繊維系の断熱材を入れ、
レオックのリフォームでは標準仕様であるハイクリンボード(ホルムアルデヒドを吸収分解する石膏ボード：商品名です)
を張り、クロスで仕上げます。
また追って工事中の様子をお伝えしていきます！
乞うご期待ください(^^)/
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