コラム
2023.09.26
【リフォームのコツ】光の取り込み方
古い家の問題としてよくご相談いただくのが
「玄関ホール・廊下が暗い…」という内容。
昔ながらの古いおウチでの廊下の役割は、
”各部屋に入るための通路”
という認識だったため、窓が無く、内装も板張りで暗い色を使っている場合が多いです。
かろうじて明り取り付きの扉からわずかな光が漏れる程度…
↑ Before 築40年程度の住まいはこんな玄関ホール・廊下が多くありました。
このような間取りで明るい空間にするためのポイントは
❶ 階段のまわりに壁(正面の板壁)があって暗くなっているので、階段廻りの壁を撤去して広さを出す
❷ 階段は1階から2階に通じて吹き抜けになっていますので、2階の階段まわりの壁を構造上支障のない範囲で撤去
❸ 階段室まわりの2階にできるだけ大きな明り取りの窓をつける
❹ 階段自体も蹴込板(階段を上るときに踏む板に垂直部分の壁面)を取り除く
そうすることにより、2階と1階の光を引き込み開放的な玄関ホールが実現します。
↓ After 4つのポイントをふまえてリノベーションしたら明るくなりました♪↓
玄関回りに窓が無くても、
2階からの光が1階まで届き玄関まわりを明るくしてくれました。
ただ、ここまで大掛かりなリフォームが難しい…
そんなときは、照明を工夫するだけでも効果的です!
30年以上前の家づくりは普段利用頻度の低い部屋の照明をできるだけ少なくしています。
これは電気代を含めてあまり使わない部分には無駄なお金をかけないという考え方がありました。
今では照明器具のほとんどがLEDになって経済的であり、階段室等高い場所でもほとんど取り換えの必要がないので、
玄関ホールや廊下等ダウンライトや間接照明を多く使うことで素敵な空間へと変えてくれますよ♪